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    横川シネマ『MOOSIC LAB2012 仁義なきムージック♫ 広島死闘編』

    • 2012.06.15 Friday
    • 07:41
    やっちゃったなー、である。去る5月中旬の広島クラブクアトロ。ガール椿が主催するイベントにて、たまたまこの日が公開初日だった映画『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』を、入江悠監督と共にステージにてPRさせていただいた…いや、させていただくハズだった。いや、PRするにはしたのだが、よりによって事前に映写チェックまでして万全だったはずの予告編上映に失敗するという(原因不明)、ありえない結末にて自爆したのだった。そして、その一部始終は、よりによってわざわざ東京から駆けつけてくれたこの映画の配給会社スポッテッドプロダクションズ代表の直井卓俊さんに、クアトロのフロアの隅から見られていたのだ…。
    この直井さん。例えば、松江哲明監督『童貞。をプロデュース』『ライブテープ』、入江悠監督『SRサイタマノラッパー』『劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』など、ゼロ年代のインディペンデント日本映画が生んだエポックメイキングな話題作の影には、必ずこの人がいたと言ってよいほどの要注目人物。あの大ヒット映画『モテキ』が、『SR』シリーズの岩崎太整さんを音楽監督に起用し、『ライブテープ』前野健太の名曲「友達じゃがまんできない」を(カバーだったけど)取り上げていた事も、そうしたムーブメントの延長線上にあったはず。

    そのスポッテッドプロダクションズ直井さんが次に仕掛けたのが、【音楽と映画の実験室=MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)】である。新進気鋭の若手映画監督が、同じく気鋭のミュージシャンやその楽曲をモチーフにして新作映画を撮り下ろす。映画、音楽それぞれのシーンで今後台頭してくるであろう若い才能(音楽での参加は、チッツ、平賀さち枝、透明雑誌、BiS…etc)が、一気に俯瞰できる好企画だ。2年目となる今年は、笹口騒音ハーモニカ、大森靖子の主演作品もエントリー。ならば、広島開催にあたって横川シネマが協力を泣きつく先は、彼ら2組と広島&東京で共演を重ねてきたガール椿しかないでしょー。
    という訳で【仁義なきムージック〜広島死闘編】、7月開催決定。初日は地元からガール椿も参戦する、映画&ライブ&舞台挨拶のイベント開催します。“地元映画館×地元バンドの実験室”は、どんなケミストリーを生むのか…再び自爆するのか?!狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ!
    (2012年6月15日発行/HIROSHIMA QUATTRO PRESS 122「広島シネマ便り」掲載)